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オルリスタットの副作用が危険?

ドーナツを食べる男性

オルリスタットは、脂質のエステル結合を加水分解する胃液や膵液に含まれる消化酵素であるトリアシルグリセリドリパーゼの作用を阻害する薬剤です。
消化酵素トリアシルグリセリドリパーゼの作用を阻害する事で摂取した脂質を吸収可能な脂肪酸やモノグリセリドへの加水分解を阻害し、脂質の吸収を約30%軽減します。
その為、吸収されなかった脂質が、ワックスエステルを多く含む便として排出されるので、油状の便が漏れ出す事や放屁と勘違いをする便失禁、便意のコントロールが効かない便意切迫、排便の増加などの副作用があります。
服用時には大人用のオムツや生理用のナプキンの着用が必要です。
また、オルリスタットは、吸収出来なかった脂質と共に脂溶性ビタミンを体外に排出してしまう為に、脂溶性ビタミンのビタミンAやD、E、K、βカロテンなどが不足してしまう副作用があります。

脂溶性ビタミンの不足は、上皮組織の角質化や口腔内などの粘膜の乾燥、泌尿器系の障害、細菌感染などに対する免疫力低下などを引き起こします。
その為、オルリスタット服用時には、脂溶性ビタミンの補助剤の併用が推奨されています。

オルリスタットは、基本的に99%の薬の成分を体外に排出しますが、3~5日間肝臓に薬の成分が蓄積する為に、極稀に目や皮膚の色が黄色くなる黄疸、食欲不振等の肝機能障害が、副作用症状として発現する事があります。
オルリスタットは、日本国内では未承認の肥満治療薬ですが、体内にほとんど残留しない事や中枢神経に作用しない為に依存性が無く安全な肥満治療薬として、アメリカを初めとする世界各国で使用されています。
また、オルリスタットは、心臓病リスクや2型糖尿病発症のリスクの軽減に効果がある事も確認されています。